賃貸マンションやアパートに住んでいる方が、自分で購入したウォシュレットを処分する際には、原状回復という高い壁を意識しなければなりません。退去時に元々付いていた便座に戻すことが契約条件となっている場合がほとんどであり、新しく設置したウォシュレットを勝手に処分したり、そのまま置いていったりすることは許されないケースが多いのです。まず確認すべきは、入居時に備え付けられていた普通の便座をどこに保管しているかです。もし紛失してしまったり、劣化して使い物にならなくなっていたりする場合は、似たような製品を新たに購入して設置し直す必要があります。この際、管理会社や大家さんに事前に相談しておくことで、余計なトラブルを回避できるでしょう。もし、備え付けの製品が故障して新しいものに交換したい場合でも、勝手に古い方を処分してはいけません。所有権はあくまで大家さん側にありますので、修理を依頼するか、処分の許可を得るのが筋というものです。さて、自分で設置したウォシュレットがいよいよ不要になった場合、処分方法としては自治体の粗大ごみ回収が一般的ですが、引越し直前は予約が混み合うため、一ヶ月以上前から計画を立てておくことが賢明です。もし間に合わない場合は、少々費用はかさみますが不用品回収業者に依頼して、即日引き取ってもらうのが現実的な解決策となります。その際、取り外し作業中に壁や床を傷つけないよう細心の注意を払う必要があります。万が一、作業中に水漏れを発生させて階下まで被害が及んでしまったら、莫大な賠償責任を負うことになりかねません。不安があるなら、水道修理の専門業者に取り外しだけを依頼し、処分は自分で自治体に出すという分割した方法も有効です。また、新居でも使えるからといって無理に持ち出そうとするのも考えものです。新居の便器とサイズが合わなかったり、配管の形状が異なったりして、結局処分することになるケースも多いからです。賃貸での暮らしは借り物であることを常に念頭に置き、入退去時の契約書を今一度読み返して、適切なタイミングと方法で処分を進めることが、円満な生活を送るための秘訣と言えます。
賃貸物件でウォシュレットを処分する際の注意点