長年住み慣れたアパートを退去することになり、私は自分で設置したウォシュレットの処分という課題に直面しました。入居時に元の便座を保管していたはずなのですが、押し入れの奥を探しても見当たらず、管理会社に相談したところ、新しい便座を設置するか、ウォシュレットを処分して原状回復する必要があると言われました。私は新居には既に最新の温水洗浄便座が備わっていたため、今の古いモデルを処分することに決めました。最初は自分ですべてを完結させようと考え、工具を揃えて取り外しに挑戦しました。まずは止水栓を閉め、慎重に分岐水栓を外していきましたが、長年の使用でネジが固着しており、かなりの力を要しました。ようやく本体が外れた時には、達成感とともに、その裏側に溜まった汚れを見て、これまで放置していたことを少し反省しました。自治体の粗大ゴミ回収に申し込もうとしましたが、引越しシーズン真っ只中だったため、予約が取れるのは三週間も先とのことでした。退去日は数日後に迫っており、焦った私は民間の不用品回収業者に電話をかけまくりました。幸い、翌日に対応してくれる業者が見つかりましたが、自治体の料金よりも数倍高い費用を提示されました。背に腹は代えられないと思い依頼しましたが、作業員の方は非常に手際が良く、ものの十分程度で搬出を終えてくれました。彼らの話によれば、引越し直前に慌てて依頼するケースは非常に多く、もっと早めに計画を立てていれば費用を抑えられたはずだとアドバイスを受けました。今回の経験を通じて学んだのは、ウォシュレットのような特殊な住宅設備の処分は、余裕を持ってスケジュールを組むことが何より大切だということです。また、取り外した後の便器を綺麗に清掃することも、次に住む人や回収してくれる人へのマナーとして重要だと感じました。新居では快適な生活が始まっていますが、古い便座を送り出す際にあたふたした苦い経験は、今後の教訓として心に刻まれています。
引っ越しに伴うウォシュレット廃棄の個人的な経験談