突然の故障で動かなくなったウォシュレットを目の前にして、途方に暮れる方は少なくありませんが、正しい知識を持っていれば安く、そして安全に処分することは決して難しくありません。まず第一に考えるべきはコストを抑える方法ですが、それには自治体の戸別収集か、ごみ処理場への直接持ち込みが最適です。民間の業者に頼むと数千円から一万円近くかかることもありますが、自治体であれば数百円から千円程度で済むからです。ただし、そのためには自分自身で製品を取り外す技術が求められます。取り外し作業において最も注意すべきは安全の確保です。ウォシュレットは電気と水を同時に扱う特殊な家電ですので、必ずコンセントを抜くことから始めてください。濡れた手で触れると感電の恐れがあるため、周囲が乾いていることを確認して作業を行います。次に、止水栓をしっかりと閉めることが不可欠です。これを怠ると、ホースを抜いた瞬間に高圧の水が噴き出し、家中が水浸しになる惨事を招きます。マイナスドライバーで栓を回した後、実際にレバーを引いて水が流れないことを確認するのがプロのやり方です。配管の接続部分を外す際には、パッキンなどの細かい部品を紛失しないよう注意し、必要であれば写真を撮っておくと、元の便座に戻す際の参考になります。本体が外れた後は、必ず水抜きを行います。内部に溜まった水は数リットルに及ぶこともあり、放置すると腐敗して悪臭を放つだけでなく、運送中に漏れ出して他のごみを汚してしまいます。水抜き栓を緩めてバケツに移し、最後は本体を傾けて完全に空にします。また、衛生面への配慮として、目に見える汚れは取り除いておきましょう。自治体の収集員の方は、日々多くの不衛生なごみを扱っていますが、最低限の清掃がなされているだけで、作業の負担と心理的なストレスは大きく軽減されます。このように、一つ一つの工程を丁寧に行うことは、自分自身の安全を守るだけでなく、社会の仕組みを円滑に回すことにも繋がります。安さを追求するあまりルールを無視したり、不適切な場所に捨てたりすることは、結果として大きな社会的コストを招くことになります。賢い消費者として、責任ある廃棄を完遂してください。
壊れたウォシュレットを安く安全に廃棄する手順